CSCCCSCは、2022年4月1日からテスト運用を開始しました。テスト運用中も本稼働時と同じ機能を提供します。所属される会社のどなたかが利用されている場合はユーザー登録ができますが、まだどなたも利用されていない場合は、ユーザー登録の前に会社の登録が必要です。会社登録をご希望の方は弊社CSCCCSC@kura-co.jp宛てにご自身のメールアドレス明記の上ご連絡ください。会社名、会社のメールドメイン名などお問い合わせさせていただき、会社の登録を行います。
本システムで情報管理、判定、登録が確実に行われるかの確認にご協力くださるテストユーザーを若干名募集しています。テストユーザーの方はテスト運用中は本システムを無償でご使用いただけます。テストにご協力いただける方は弊社CSCCCSC@kura-co.jpにご自身のメールアドレス明記の上ご連絡ください。テスト内容について打ち合わせさせていただきます。テスト参加者の川上、川下事業者の方もテストユーザーとしてご利用いただけるようにします。
CSCCCSCシステム利用マニュアル(2022/4/1テスト運用開始版)
ユーザー登録
ユーザー登録にはCSCCCSCシステムに登録されている会社のドメイン下のメールアドレスを持っていることと、システム利用条件への同意が必要です。一つのメールアドレスで登録できるのは一つのユーザーアカウントまでで、同一社内あるいは他の会社に別のユーザーアカウントを登録することはできません。
ユーザー登録フォームに会社名、メールアドレス、ログイン時に使うパスワードを入力しますと、メールアドレスに確認メールが届きます。この確認メールのリンクボタンを押下すると登録完了となります。
会社が未登録である、あるいは会社のメールアドレスドメインを間違えて登録していましたら、ご氏名、会社名、メールアドレス、どのCSCCCSCユーザーとどんな関係で本システムを利用するのかを記してメールでcscccsc@kura-co.jp宛てにご連絡ください。なお、世の中には同一名の会社がありますが、本システムは事業者間伝達を扱う都合から同一会社名を登録できないようにしているため、同名の会社がある場合は、正しい会社名とは異なる会社名で初期登録している可能性があります。また、システム内の法人管理者メニューにある会社名変更機能でご希望の会社名が登録できない可能性があります。
ログイン
ユーザー登録の際に使ったメールアドレスおよびユーザー登録の際に設定したパスワードを使ってログインすることができます。また、パスワードを失念した場合、パスワードを変更したい場合、メールアドレス確認メールのリンクボタンを押しそびれた場合は、ここからメールアドレス確認メールの再送を指示することで進めることができます。
最初のログイン時には、氏名入力を要求されます。また会社で初めてのユーザーの場合は法人管理者としての登録も行います。法人管理者としてのシステム利用条件への同意が必要です。
適合性判定
製品がそのまま器具容器包装として使わる場合に、厚労省ポジティブリスト制限に適合しているかの判定を支援します。この判定には使用する原材料の正確な情報が必要で、本システムはこのサプライチェーンをつなぐ部分を担います。「同等性」、「微量モノマーの98%ルール」、「触媒、色材などをポジティブリスト制限の対象外とするルール」などは各社で自ら判断してください。厚労省や関係の業界団体などからガイダンスやFAQ情報が提供されています。
CSCCCSCでサプライチェーンをつないだ判定支援情報を得るため処方情報を入力する際は以下の方法で行うことができます。
・国の制限表にある成分:国のポジティブリスト別表第1第1表基ポリマー(プラスチック)テーブル部分に収載されている基ポリマー(除く17.エポキシポリマーの架橋体、20.架橋ポリエステル、21.合成吸着剤及びイオン交換ポリマー、22.シリコ-ン、26.熱可塑性ポリウレタン、28.熱硬化性ポリウレタン)、別表第1第2表に収載されている添加剤・塗布剤(除く149亜硫酸ナトリウム(食品添加物)、474活性白土(食品添加物)、485カラシ抽出物、695(α―、β―、γ―)シクロデキストリン(食品添加物)、849水酸化カルシウム(食品添加物)、1130二酸化炭素、1414ベントナイト(食品添加物)、1454水)
・市中で流通している原材料名:供給会社名、マッチングコード(供給会社から特に指定されている場合)とあわせて原材料を特定します。適合性判定できるのは、その原材料について供給会社がCSCCCSCに適合性判定情報を登録している場合に限られます。会社名、製品名、マッチングコードは完全一致する必要がありますので、原材料供給会社との情報交換を電子的に行い、そうした資料中からコピペなどで行うことをお勧めします。
配合比は小数点以下6桁まで入力できます。配合比の合計は100%でなければなりません。
川下向け適合性判定情報登録
自社製品の川下向け適合性判定情報を登録できます。登録した情報は成分検索で他ユーザーから検索され、適合性判定に使用されます。
適合性判定情報は、使われている全成分の最大配合量(樹脂成分については最小配合量)とすることが基本ですが、最終の器具容器包装においてこの情報で法適合性を判定し適合するならば他の原材料がどうであっても法適合すると保証できる内容であれば、処方と一致させる必要はなく、処方より多い量としたり、実際には含まない成分をも追加(処方情報の漏洩を防ぐ効果がありますが、こうした追加成分を判定に含めることが不適合判定につながる可能性も生じてしまいます)したりすることも可能です。 さらに、溶出しないことが技術的に確実で当局の理解も得られていて顧客の了解も得られている場合は処方より少ない量やそもそも判定情報から除外しておいてもかまいません。
また、特定の顧客しか知らないマッチングコードを追記することによって、顧客における溶出を防ぐ措置があることを前提とした「適合性判定情報」を登録することも可能です。逆に、供給先が不特定で、必ずしも適切に使用されると期待できないときは、マッチングコードを設定しないかわりに、処方と同じあるいは処方を上回る判定情報を登録し、全量が溶出することを想定した適合性判定が行われるようにすることで供給側の責任を果たすことができます。
製品名とマッチングコードの組み合わせは、各社内で区別できるものでなければなりません。社内で別のユーザーが使っている製品名とマッチングコードの組み合わせは使うことができません(別の会社で使われている製品名、マッチングコードには制限ありません)。また、全角半角、大文字小文字、空白の有無など誤認が生じやすい違いだけでは別の製品名、マッチングコードとしては認めないようにしています。
適合性判定情報を登録する際は以下の方法で成分、原材料を入力することができます。
・国の制限表にある成分:国のポジティブリスト別表第1第1表基ポリマー(プラスチック)テーブル部分に収載されている基ポリマー(除く17.エポキシポリマーの架橋体、20.架橋ポリエステル、21.合成吸着剤及びイオン交換ポリマー、22.シリコ-ン、26.熱可塑性ポリウレタン、28.熱硬化性ポリウレタン)、別表第1第2表に収載されている添加剤・塗布剤(除く149亜硫酸ナトリウム(食品添加物)、474活性白土(食品添加物)、485カラシ抽出物、695(α―、β―、γ―)シクロデキストリン(食品添加物)、849水酸化カルシウム(食品添加物)、1130二酸化炭素、1414ベントナイト(食品添加物)、1454水)
・市中で流通している原材料名:供給会社名、マッチングコード(供給会社から特に指定されている場合)とあわせて原材料を特定します。適合性判定できるのは、その原材料について供給会社がCSCCCSCに適合性判定情報を登録している場合に限られます。会社名、製品名、マッチングコードは完全一致する必要がありますので、原材料供給会社との情報交換を電子的に行い、そうした資料中からコピペなどで行うことをお勧めします。
配合比は小数点以下6桁まで入力できます。
成分検索
上記適合性判定及び川下向け適合性判定情報登録で国の制限表にある成分を入力するときは、成分検索機能で制限表上の正しい名称を見つけ、その記述を使うことをお勧めします。
メニューの成分検索では、基ポリマー(プラスチック)と添加剤・塗布剤)についてキーワードで検索できます。キーワードは和名・英語名・CAS登録番号の部分一致で検索できます。
判定、登録画面の検索機能では、厚生労働省ポジティブリストの別表第1第1表の基ポリマー(プラスチック)の見出し番号、別表第1第2表の添加剤・塗布剤の整理番号について検索できます。
製品検索
製品検索は、判定、登録画面内で、会社名、製品名、マッチングコードの完全一致で検索する機能をお使いいただけます。ヒットしないときは原材料供給者から、本システムに登録した際の会社名、製品名、マッチングコードを聞き取ってください。完全一致する必要があるので、電子的に入手することをお勧めします。